東京都中央区銀座3丁目、ガス灯通りの真ん中に小さなバー白カラス亭がある。朝比奈玲子のちょっとしたアイディアが、この後大きな事件に発展するなんて、僕自身、全く想像もしなかった。
「ねぇねぇ、マスター、ちょっと面白いアイディアなんだけど、聞いてくれる?」
玲子がカウンターから乗り出すように身体を出した。富ちゃんまで同じ格好をしてカウンターから乗り出した。
「ちょっと、ちょっと、二人とも。ちゃんとお座り。」
「あのさ、12月24日お誕生日で、イブって名前の子を連れて来た人、若しくは、その本人でもいいんだけど、賞品を出すってどう?」
「それが、アイディアなの?」
「そうよ。面白いじゃない。」
「う〜ん、なんだか、ありきたりのアイディアだなぁ。だいたい、イブなんて名前、日本人じゃあ、まずいないな。犬や猫だったらいるかも知れないが・・・・。」
「そうかぁ〜、そうよね。イブって名前の女の子って、日本には居ないよね。」
玲子ががっかりした顔をした。その時、富ちゃんが、ぽんっ、と手を叩いた。
「ねねねね、聞いて聞いて、イブって本名じゃなくてもOKしない。うちのお店にも、12月24日生まれのイブってニューハーフいるのよ。」
「あ、それいいかも知れないなぁ。別に本名じゃなくても、あだ名でも、芸名でも、犬でも猫でも、兎に角イブだったらOKしようか。」
僕は何となく、富ちゃんの意見に賛成していた。
「ねぇ、マスター。で、景品は何にするの?」
「あ、そうかぁ。全く考えてなかったよ。それに、どうやって募集するのかも、考えてなかった。」
「お・ま・か・せ!」
富ちゃんが怪しくウィンクした。
「あたしを、見くびるんじゃぁございませんことよ。こう見えても、銀座の富ちゃんと言えば、ニューハーフでは売れっ子ですよ。あたしのブログは月間10万アクセスがあるのよ。あたしのブログでちょいと宣伝したら、このお店パンクするわよ。」
「そうだった。富ちゃんのニューハーフブログは人気だったよね。そこで、12月24日の午前零時から夜明けまで、イブ、またはイブを連れて来た方に、ドンペリピンクを差し上げることにしようか。」
「あ、それ、いい。それ、いい。」
富ちゃんと朝比奈玲子が同時に拍手した。ところが、これがとんでもないことになるとは、誰も判る筈がなかった。
今年もヨロシクお願い致しますw
益々のご活躍とご健康をお祈り致しますw
カラス先生にとって素敵な1年でありますようにw
お話の続きもすーっごく楽しみにしてますねw(≧Д≦)∨
最近 ブログ更新ないですね。
お元気でお過ごしなのでしょうか?
急に消えてしまって
心配しています。
(>?<)